通訳案内士とは、外国人に付き添い、外国語を用いて、旅行に関する案内をする者を言います。
2018年の法律改正に伴い、通訳案内士の業務の独占条項はなくなり、無資格者も報酬を受けてガイドを行うことができるようになりました。名称も「通訳案内士」から「全国通訳案内士」に改められ、名称の独占は引き続き保たれます。全国通訳案内士になるには年1回実施される国家試験に合格する必要があります。
1.受験資格:なし
2.試験の概要
1次筆記試験:5科目<韓国語、日本地理、日本歴史、一般常識、通訳案内の実務>
・試験日:8月21日(日)
・すべてマークシート方式
・韓国語試験問題の水準は、ハングル検定2級、韓国語能力試験(TOPIK)5級以上ですが、それ以下のレベルでも対策次第で合格することは十分可能です。
・各科目の合格基準点は70点(100点満点)、20分間の解答時間にて行われる「一般常識」&「通訳案内の実務」は30点(50点満点)
*毎回平均点による合格基準点の調整があり、難易度により基準点以下でも合格になる科目が出てきます。
*韓国語を含む各科目の1次試験の免除制度もあります。より詳しい情報はJNTO(日本政府観光局)のウェブサイトをご覧ください。
2次口述試験(11分程度)
1次試験に合格すると、2次試験に進みます。
2次試験では、通訳案内の現場で必要とされるコミュニケーションを図るための実践的な能力が問われます。
・ 試験日:12月11日(日)
・合格基準点は70点です。
*2次試験に不合格の場合、1次試験での合格科目は科目ごとに翌年に持ち越すことが可能です。
◆当校の通訳案内士合格対策講座について
1次試験
・韓国語は主として語彙力、長文読解力、翻訳能力(韓国語訳と和訳)、韓国語による説明文作成能力などが問われます。その対策として過去20年分の問題と「当校オリジナル教材」とを使い、韓国語訳と和訳演習、通訳案内用必須語彙および表現学習、作文演習を総合的かつ持続的に行います。
・日本語による試験科目は、最新の傾向と出題類型を分析提示し、合格に必要な効果的方法を提案します。授業では学習の進捗度と成果を確かめながら、適宜学習方法の修正を加えていきます。
・2018年度より新しく追加された「通訳案内の実務」については、観光庁公表の「研究テキスト」を中心に要点を押さえていきます。
2次試験
・実際の試験と同じ実戦形式で行います。テーマ別プレゼンテーション演習、逐次通訳演習および質疑応答を実施します。日本の伝統文化、歴史、現代事情の中で外国人旅行客がもっとも関心を寄せている対象を網羅し、それぞれについて必要最小限の下書き作成、発音・発声演習をしつつ、試験官とのやり取りが円滑に進められるように会話スキルを磨きます。
*特典:
当校のオリジナルプレゼン集と音声ファイルを無料でご提供いたします。 |